整数型の 0 で割り算をすると、Floating exception というエラーになって、そこでプログラムがクラッシュしてしまって、強制的に終了してしまうよ。だから、この問題で出ているように、整数型の 0 で割り算は行なわれないようにする必要があるんだ。

CPP00116 の整数の割り算の問題では分母が 0 の時のことまで考えなくても合格だったけど、本当のプログラミングをするときは、常に分母のことを考えておく必要があるよ。

分母が 0 のときの対処方法は決め事なので、好きなように決めればいいよ。だから 0 を返すようにしてもいいんだけど、0だと本当に計算結果が本当に0だったときと区別がつかないから、INT_MAX という、計算結果として現れにくい、そのコンピュータで表現できる最大の数値を返すのが、1つの良い決め事だよ。

この関数を呼び出した側は、以下のようにして中で何かエラーが起きたんだな、と判断できるよ。

エラーの対処方法には、例外処理というのもあるんだけど、これはあとで問題を用意するよ。