コンピュータは、与えられた16bit(=2byte)とか32bit(=4byte)とか64bit(=8byte) というメモリ領域を使って、一定の範囲の整数を表現するんだ。

小さなプログラムを趣味で作るときは、はじめからいつも long とか、大きなサイズのメモリを使えば問題ないけど、例えば使用できるメモリ量に制限がある組込系のプログラムを作るときとか、OSとか、データベースとか、大量のデータをメモリ上で使うソフトウェアの場合は、場面に応じて short、int、long を使い分けて、無駄なメモリ消費を抑えてパフォーマンスを最大にすることが重要だよ。

ちなみに任天堂のファミリーコンピュータはメモリのサイズは"2kバイト"とウィキペディアに書いてあるね。"2kバイト"というのは、2048byte。32bit(=4byte)のint型の整数を512個までしか作れないということになるよ。今のパソコンやスマートフォンのメモリは1G byte 以上だったりするけど、1G byte は 1,073,741,824 byte だから、ファミコンの約50万倍(524,288倍)ということになるね。